こんにちは、山本です。
私の仕事は、新しい情報がとにかく多い分野です。再生可能エネルギーの制度は毎月のように変わりますし、AIに至っては、朝と夜で「新しいことができるようになりました」という話が出てくるくらいです。
一時期、その全部を追いかけようとしていました。ニュースサイトを何個も巡回して、気になった記事を保存して、SNSも見て。やっている最中は「ちゃんと情報を押さえている」という安心感がありました。

ただ、あるとき気づきました。追いかけるだけで一日が終わって、肝心の「で、自分はどうするか」を考える時間が、ほとんど残っていなかったんです。情報は増えているのに、手は動いていない。そういう状態でした。
それで、少し情報との距離を変えてみました。全部を見るのをやめて、自分の仕事に本当に関係するものだけに絞る。あとは、決まった時間にまとめて見て、それ以外は気にしない。最初は「大事なニュースを見逃すかも」と少し不安でしたが、実際には困ることはほとんどありませんでした。

むしろ、いいことの方が多かったです。情報を減らした分、目の前の一件、たとえば一つの土地をどう活かすか、一つの案件をどう前に進めるか、そこに使える時間が増えました。考える余白ができた、という感じです。
新しい情報を知っていることと、それで何かが前に進むことは、別ものなんだと思います。知っているだけでは、何も変わりません。

私が扱っているのは、結局のところ、土地や電気といった現実のものです。画面の中の情報をいくら集めても、現場は勝手には動いてくれません。だからこそ、情報を追う時間を少し減らして、その分を目の前の仕事に回す。今はそのバランスが、自分にはちょうどいいと感じています。

